帰宅していつものようにPCを開いたら…
えーーーーーーーーーーーっ???しかしまさか、まだ30歳前の若さで現役引退とは。
同じくW杯後に現役引退を表明しているフランス代表の
ジダンは
34歳。
日本の象徴的存在であった
三浦カズ、ゴン中山はいずれも
39歳でまだ現役である。
W杯ドイツ大会での日本代表が不本意な結果に終わっただけに、
次の2010年南アフリカ大会でも牽引役として期待する声が大きい。
しかしそれを振り切るような突然の引退発表である。
ちょうど
報道ステーションで中田のインタビュー映像が流れていた。曰く、
「
みんなの期待に100%応えられてこそプロだと思う。そういったこと(=100%応えられなくなったと感じたこと)が、今回の決断の要因の一つ」
中田が将来は実業家を目指し、一時期会計士などの勉強をしていたこと、
現役引退後はサッカー界から離れる意志があることは、
しばしばメディアで取り上げられてきた。
今の時点での引退はさすがに予想外であったが、上記のインタビューの
内容と合わせて考えると、いかにも
ヒデらしい引き際というべきなのかもしれない。
プロとして満足ゆくプレーができなくなったと感じたら潔く身を引く、と。
日本人選手として欧州において最も成功し、
日本選手の海外移籍のパイオニア的な存在となった中田。
しかしここ数年は満足な活躍ができずに所属チームでも控えに回る
ことが多く、海外メディアにもしばしば酷評されるようになった。
そんな中で、今回のW杯ドイツ大会は現役生活の総括として
期するものがあったに違いない。
W杯ブラジル戦終了後、あのクールな中田がしばらくの間、
芝生にあおむけになったまま動けなかったのは、悔しさか?
それとも燃え尽きた充実感だったのか?
日本が初出場した1998年フランス大会、2002年日韓大会、
そして2006年ドイツ大会の3大会に亘り、
日本が戦ったW杯計10試合にただ1人、全試合出場した中田。
日本サッカー界の至宝がこの若さでの引退。非常に惜しいが、
これからも何らかの形で日本のサッカーに関わる活動を続けてくれる
ことを願う。
中田引退特集(Yahoo!スポーツ)↓続き