元日、埼玉の実家から足を伸ばし、栃木県の県庁所在地(意外に知らない人が多いんだよなー)宇都宮を散策してみました。 実は元日の宇都宮散策はこれで3年連続です。 特別な観光地があるわけでもないし、店の多くは閉まっていて、特別な買い物ができるわけでもありません。 しかし実家に比較的近くて手軽にいけることに加え、旅好きの児山としては、関東にありながらいかにも地方都市といった感じのマッタリ感が、どこか肌に合っているような気がするのです。
 市の玄関であるJR宇都宮駅は中心街から外れており、駅前は大きいビルも少なくて今ひとつパッとしません。 駅前の集客の目玉としてロビンソン百貨店を誘致しましたが、不況で撤退。残されたビルは昨年「LaLasquare UTSUNOMIYA(ララスクエア宇都宮)」として再出発。ヨドバシカメラを中心にラーメン店街など複合施設が入店し、立て直しを図っています。 駅前のデパート閉店→跡地に家電量販店出店、というのは近年の首都圏ですっかり定着したパターンですね。
 駅から中心街まではバスが頻発していますが歩いても15分ほど。 市街のバス停は大きな箱型で、広告やら時刻表やらお知らせの張り紙やら、情報詰め込みすぎ。停留所名が一目では分かりません(笑)。
 駅前から続くメインストリート沿いに、こんな年代モノのビルが今も残っています。1階の一部をタクシー営業所として使っている以外は廃墟同然のようですね。近づいてみると、内部は荒れ、屋根からススキが生えています。九龍城みたいに探検でもしてみたいくらい(笑)。
 中心街には若者の情報発信基地パルコ。 その向かいには5年前に倒産した、地元の老舗デパート「上野百貨店」。旧百貨店の建物は今もそのままで、昨年あたりからやっと再開発の計画が進みつつある状態。 北関東に位置する栃木は国内有数の自動車県。買い物客は狭くて駐車場の少ない市街地を敬遠し、郊外の大型店に流れます。さっきの荒れたビルもそうですが、県庁所在地の中心街のメインストリートにこういう建物がいくつも存在することが、栃木の経済状態や人の流れを象徴していますね。
 宇都宮市民の初詣は、これまた中心街のど真ん中にある二荒山神社。すごい混雑。石段の下で階段規制。事故でダイヤが乱れたときの上野駅のホームを思い出します(笑)。 神社の近くには大きなアーケード街「オリオン通り」。元日に開いている店は少ないものの、人通りが多く活気があります。
 街で見かけた風変わりな店いろいろ。 写真上左: スッポン、へび、猿頭…健康・滋養強壮用にゲテモノを売る店ですね。後で知ったのですが、猿頭はまさに猿の頭そのものだそうな。 写真上中: 宇都宮は北関東随一の繁華街だけに、お水関係、風俗関係の店も少なくありません。その多くはオリオン通り周辺に集中しています。「和風パブ スーパー越後屋」。なんかパチスロの機種名みたいでいいですね(笑)。 写真上右: ある店の店頭にあったポスター。時の人・ガッツ石松は栃木県出身。「新春!ガッツ祭り」ってどんな公演なのでしょうね?ガッツをネタにしているはなわも出演。
 駐車場のど真ん中に、取り残されたように蔵がぽつり。地主が土地を駐車場に転用する際、もったいないので残しておいたのでしょうか。
冒頭にも書きましたが、宇都宮にもラーメン屋が集まる施設が誕生しました。駅前の「LaLasquare UTSUNOMIYA(ララスクエア宇都宮)」地下の「拉麺胡同(ラーメンフートン)」。博多、札幌など6点が入店。人はそれほど多くなく、どの店も女の子が呼び込みをしています。その中の1店「香港トマトラーメン」に入ってみました。大阪では比較的知名度が高いラーメンのようですが、児山にとっては全く未知の世界。 「香港の裏路地にある食堂でマリーおばさんが作るトマトラーメンを食べて感動した店主が関西に持ち込んだ」ラーメンとのことです…。
香港トマトラーメンに味付玉子を追加。 フレッシュなトマト1個が煮溶かしてある独特のスープ。かといってイタリアンでもなく、これはまさしくラーメンです。すっぱさも感じず、思った以上によくできているなというのが感想です。食どころ関西で人気を誇るだけのことはあります。麺も関西に多い、縮れのない細麺。 麺を食べ終わったら、残ったスープに「オリエンタルライス」(しそのみじん切りをかけたごはん)を入れ、雑炊風にして食べるのが流儀。
 宇都宮といえば餃子。サイドメニューにあったので頼んでみましたが、焼きに失敗したようですね(苦笑)。 関西代表として餃子王国に殴りこんだのであれば、地元に合わせるのではなく、大阪標準の一口餃子で勝負した方がいいと思うのですが。
宇都宮散策は歩くほどになかなか奥が深いものがあります。今度は正月ではない時に訪れ、普段着の宇都宮も楽しんでみたいですね。
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