草津 3-1 山形絶好の花見日和。ザスパの試合を見に、群馬まで遠征してきました。
群馬県立敷島公園陸上競技場はどこかのどかな雰囲気。
古びたメインスタンドや芝生のままのゴール裏と、新しいバックスタンドの対比が、いかにも無理矢理J仕様にしました、という感じで微笑ましささえ感じます。それにしても、もう少しお客さんが来ないものですかねぇ?
ホーム側の背後には、前橋のシンボルとも言える赤城山の威容。長い尾根が印象的です。背後に山が眺められるスタジアムとしては山形、小瀬と並ぶ存在でしょう。

会場の飲食物はそれほど種類は多くありませんが、スポンサーのヤクルト3本を紙コップに入れた「
がぶ飲みヤクルト」(150円)がインパクト大かも。

試合は後半を中心に荒れ気味。主審の岡野宇広氏の試合コントロールが稚拙なのが原因です。流すところとファウルをとって止めるところが一定ではなかったり、ゴールキックとコーナーキックの判定を訂正したのが3回ほどもあったり。後半にはザスパに対し立て続けに遅延行為の警告。

後半、山形の選手がオフサイドの判定直後、山形ベンチの前にいた副審が主審を呼び、何か一言。主審は山形ベンチの誰かに退席を命じました。無言で立ち去ったのはジャージ姿の南コーチ。オフサイドの判定に怒って暴言を吐いたらしいです。

今日は山形に移籍した元川崎の選手が3人出場。
木村誠は右サイドバックで先発フル出場。攻守に献身的な働きをしました。動きや態度にも風格が感じられました。早くも主力として定着しているようですね。

後半から
林晃平が途中出場。しかしゴール前で草津GK高木に激突、カードをもらってしまいました。

晃平は更に、後半35分過ぎに右足を痛めて無念の交代。その交代で出てきたのが
渡辺匠。この時点で山形は0-2と負けているのにFWからDF?匠をセンターバックに入れ、センターバックのレオナルドをFWに置くパワープレー。これが功を奏し、レオナルドがオフサイドをかいくぐって飛び出し1点返したのですが…。
両チームともミスが目立ったものの、決定力の差というか守備の差が現れた形。前半に
後藤涼が飛び出してGKとの1対1をかわしJ初ゴール。
終了間際には山形GK桜井のバックパス空振りを
佐藤正美が奪ってダメ押し。

結局3-1でザスパ草津が今季ホーム初勝利。
山形は6節終了時点で未だ勝利なし。
樋口靖洋監督の会見を見る限り、力不足で打つ手なしといった感じですか。先日解任された横浜FCの足達監督にどこかダブるものがあります。

それにしても観客少ねぇなぁ…。J昇格で地元も関係者も
燃え尽き症候群にでもなってしまったのでしょうか?加えて昨年の最下位で、半ば見放されつつあるような印象も。今日のような試合を続け、また地元の関心を取り戻してほしいもの。

競技場周辺。桜も満開。そういえば大宮サッカー場の桜は拡張工事で切られてしまうようですが…。
陸上競技場の隣にはサッカーラグビー場。ザスパも陸上競技場改修まではここを使っていました。今はホリコシいや
アルテ高崎の試合で使われます。サッカーファンとしてはこちらをJ規格に改修した方がずっと良かったのに、と不満たらたらですが、数十億単位の金がかかることですし、まぁいろいろ大人の事情があるのでしょうね。