「新どっちの料理ショー」:9月終了、視聴率低迷で日本テレビの料理バラエティー「新どっちの料理ショー」(木曜後9・00)が9月いっぱいで終了する。10月からは旅とグルメを融合させた新番組がスタート。レギュラーだった関口宏(63)と三宅裕司(55)は引き続き出演し、新たにお笑い芸人の藤井隆(34)が加わる。
放送10年目を迎えた料理バラエティー番組がその幕を閉じる。
この番組は「どっちの料理ショー」として97年4月にスタート。スタジオで、司会の関口と三宅の2班にプロの料理人が分かれ、「焼き鳥VS串揚げ」など2つの料理をそれぞれ最高の素材で調理。どちらの料理を食べたいか、ゲスト出演者が選択し、人数が多い班のみが食べられるという内容。
料理人の名人技だけでなく、出演者の駆け引きが楽しめることなどが人気を呼び、放送開始当初は20%以上の高視聴率を記録することもあった。
05年4月に視聴者参加型の「新どっちの料理ショー」にリニューアルされたが、最近は10%台前半を推移するなど視聴率が低迷。また、司会アシスタントとして出演していた同局アナウンサーが今年2月、女子高生のスカートの中をカメラ付き携帯電話で盗撮し書類送検され、3月9日の放送を最後に番組を降板していたことが5月になって発覚していた。
関係者によると、新番組は、旅を軸にし、グルメを絡めたバラエティーになる方向。関口と三宅は引き続き出演し、藤井が新たにレギュラーとして加わり、高視聴率獲得を目指す。2006年8月20日 スポーツニッポン
さっき、この番組を見ていたら、来週で終わりとか言っているじゃねえか。
今の時代に視聴率10%台はそれほど悪い数字ではないと思うが、
「
渡る世間は鬼ばかり」「
とんねるずのみなさんのおかげでした」など
裏に強力な番組がひしめく木曜9時台では物足りなすぎる数字ということか。
タイトルに“新”を付け、一般視聴者参加型を試みた番組リニューアルも
いつの間にか芸能人オンリーに戻ってしまったし。
そして上記の記事にもあるが、番組に出演していた局アナの不祥事が
番組の運命を決定付けたと言えようか。
達人が丹精込めて育てた野菜。ベテランの漁師が命がけで捕らえた魚。
長年培った伝統の職人技で作り上げた調味料。
それら高級食材をプロが本当に美味しそうに、豪快かつ繊細に調理する
パフォーマンス。
素人にはとても食べられない料理を見て羨ましさと芸能界の華やかさを、
食べられなかったゲストを見て芸能界の悲哀を(笑)、
いやというほど感じるのであった。
長寿番組が終わるのはいつも寂しい。
それを見るのが生活の一部になっていることが多いから。
番組が終わってしばらくは、ちょっとした空虚感を味わうのだろう。
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