最近、若い人の間でカップ酒が流行りつつあります。これまでのおやじくさいイメージを払拭するような人気。焼酎や発泡酒に押されぎみの日本酒復権の切り札として、業界も期待を寄せているようです。
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新聞記事→ともろー氏の記事カップ酒。いいですよー。
個人事ですが、かつてカップ酒にかなりはまっていた時期がありました。
新潟のカップ酒が欲しくて、当時の住まいに近い大宮駅に行って停車中の上越新幹線に乗り込み、車内販売のワゴンに積まれていたカップ酒を急いで買ってドアが閉まる寸前に降りたこともあります。
カップ酒にはまった背景を少し。
私は生まれが新潟で、もともと日本酒党だったこともあるのですが、幼少時の環境が大きかったように思います。
親の実家の裏が酒屋で、いつも日本酒が傍にあった記憶があります。しかも飲み終わったカップ酒のカップは捨てずに、水やジュースを飲むコップやら計量カップやらに再利用していました。台所にも洗面所にも、庭の植木の脇にも、とにかく至る所に空のカップが置かれていた、なんとも豪快な家(実は貧乏でもったいながりやの家?)でした。その頃から、特殊な思いが形作られていたのでしょうね。
カップ酒の魅力は、まずいろいろな銘柄の日本酒を少しずつ手軽に楽しめることにあります。一升瓶や紙パックでは多すぎるし、かさばるし、おいしくなかったらもったいないし。
カップ酒なら飲みきりサイズでそういう心配がありません。現代版・利き酒に近い感覚かも。カップ酒で気に入った味があれば、今度は大きな瓶や紙パックで買うことができます。
もう一つの魅力は、その個性豊かなデザインでしょう。見た目に個性が出にくい一升瓶と違い、さまざまな形や色、模様など、蔵元のセンスを存分に発揮できます。
カップ酒は、街の自動販売機で偶然見つけて飲んでみるのも楽しいですが、多く扱っている店に行って1種類ずつ何本か買って飲み比べするのがいいですね。私が時々行くのは、御徒町駅前の
吉池2階です。新潟の日本酒を中心に品揃えが豊富です。
数年前、ある旅行雑誌で、カップ酒を買って飲みながら旅行する特集がありました。京都から鉄道で日本海沿いに北陸、新潟、庄内、秋田を通って青森を目指すのですが、その途中に、駅の売店で売っているカップ酒を買っては車内で飲み比べをするのです。
伏見を擁する京都はもちろん、どこも水が美味くて酒どころが続く日本海沿岸。暇があったらぜひとも実際に真似してみたいと企んでいます。酒だけではなくて、駅弁や名物も絡めて。
私が気に入っているカップ酒の一つ「君の井」(新潟県妙高市)です。佐渡へ行くフェリーの自動販売機で偶然見つけて買ってみたら飲み易かったので、以来時々探しては飲んでいます。
追記:(11月26日)
今日、サッカーを見に山梨へ行って買ってきたカップ酒。

左が「七賢」(北杜市白州町)。デザインは普通ですね。
右が「春鴬囀」(増穂町)。しゅんのうてん、と読みます。春にウグイスがさえずる、の意味。北斎の「富嶽三十六景」の1つをデザイン。ウグイスと北斎はどういう関係だ(笑)。

ワインどころ山梨にはカップワインもあります。どちらも勝沼町のワイナリー製。ハラモワインは地元では老舗のようです。