Paper Dokuhon Blog ~SKY HIGH~

思ったこと、いま興味のあることを何でも書いていきます。芸能ネタ、ラーメンネタ、旅行ネタ、サッカーネタ、都市や地方ネタなどが中心になりそう。
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田舎暮らしの落とし穴

大都市の喧騒を離れ、自然豊かな地方に居を構えてスローライフを満喫する「田舎暮らし」が
近年ブームになっている。

ある大手住宅会社が売り出している、西日本の海に面したリゾート地。
海を一望する丘を切り開いて整備した住宅地。
区画は広く、ほとんどの土地が200坪、600㎡以上で、価格も手頃。
地元ケーブルTVによるインターネット回線完備というのも売りのひとつ。
気候は温暖で冬でも雪はめったに降らず、夏は海風が心地良い。

定年を機に首都圏から移ってきた初老の住人や、子供を自然の中で育てたいという若夫婦など
移住してきた住人の談話が写真付きで紹介されている。
とれたての新鮮な魚、近所の農家から分けてもらえる野菜、自らも家庭菜園に精を出す…。

良さそうな部分ばかり強調されているが、自然の豊かさは裏を返せば不便さを伴う。
コンビニなどない。小中学校も保育園も遠い。どこへ行くにも車が必須。
総合病院も大きなスーパーへも車で40分かけて町まで出なければならない。
道路は国道が最近整備が終わったばかりで、高速道路も、ましてや鉄道などあるわけがない。
頼みの公共交通は本数の少ないバス。しかもバス停は丘を下った近くの集落にある。
帰りは急な上り坂を歩かされる。車を運転できないお年寄りには厳しいところだ。
県庁所在地までは車で2時間。さもなくばバスと鉄道を乗り継ぎ、一日がかりの旅行。
その県庁所在地にある最寄の空港へも車で2時間かかり、
都会にいる子や孫も夏休みでもなければ簡単には訪れられない。
空港直行バス?冗談も休み休み言え。

そして何より、海を一望する丘という立地が大きな落とし穴。
この地域は温暖だがいわゆる“台風銀座”でもあり一年を通して風が強い。
樹木がきれいに刈られた吹きさらしの傾斜地に、退職金や首都圏の家の売却金を
つぎ込んで経てた終の棲家は、常に台風+土砂崩れの危険に晒されている。

地元自治体は強い風を利用した風力発電でエネルギー節約&余った電気を売っての増収
を狙い、この住宅地の近くに大きな風車を何本も立てた。
ところがこの風車が大きな風切音を出すため、住民から苦情が殺到。
自治体では夜間の風車停止や各家へ防音窓の設置など、対応に追われることに。

試しに、この住宅地の紹介を販売会社のHPで見てみた。売却済は全体の2割程度で、
お勧め物件と称した区画の特集は2006年秋以降更新されていない。

なお田舎暮らしは当然のことながら近所付き合いや助け合いが基本中の基本。
人付き合いが苦手な人、ましてや引き篭もりなどが生きていける場所では到底ない。
よほどの覚悟と生活力、実行力、体力、そして社交力がないと
田舎暮らしはうまくいかないだろう。

やっぱり情報も刺激にも満ち溢れた首都圏のビル街で、
近所や知人と適度に距離をとりつつ生きていくのが性に合っているのかも。
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プロフィール

児山尚喜

Author:児山尚喜
新潟生まれの埼玉育ち。AB型。
自称・まじめな勤め人。ただの町人。
好奇心大。趣味多数。しかし何一つ仕事に生かされておらず、職場では一目置かれるどころか“役立たず”扱いらしい。おかげで出世レースからも早々と脱落し、ますます趣味にのめり込む悪循環の生活を送っている。
1990年代前半にごく一部で話題になり篠原涼子などを輩出した女性アイドルグループ「東京パフォーマンスドール」のファンを自認するが、今はグループ自体が消滅して、ここでも宙ぶらりんの状態(笑)。
サッカーなどスポーツ観戦も趣味だが、Jリーグより先にJFLを観戦し始めたマイナー志向派。10年以上に亘って見続けてきた富士通サッカー部が川崎フロンターレになり、とうとうJ1に上がってしまった。でもマイナー意識は抜けず…。

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