少し前の新聞記事だが、かなり気になったので。
万引現場にもモンスターペアレント
「捕まえる前に諭せ」「届く場所に置くな」9月27日7時56分 産経新聞
「なぜ捕まえた」「通報されて子供がショックを受けた」。少年による万引が全国的に増加する中、子供の万引を通報された保護者が、逆に小売店に理不尽なクレームをつけるケースが相次いでいる。少年の多くが「ゲーム感覚」で万引に手を染める一方、“モンスターペアレント”の出現に、捜査関係者からは「親も『たかが万引』と甘く見る傾向にあり、他の犯罪を助長しかねない」と懸念する声が上がっている。 →
全文学校の指導にクレームをつけるモンスターペアレントの存在は知られてきているが、
まさか立派な犯罪にクレームをつける馬鹿親が存在するとは。
書きたいことは山ほどあるけれど、とりあえず
当事者に関して思いつくままにキーワードを並べてみた。
万引きをする子供:
ゲーム感覚、スリル感、自分さえ良ければいい、自分一人ぐらい、
ちょっとした出来心、「やんちゃ」、誰でもやること、自分も欲しい、
欲しい物はどんな手を使ってでも、やった者勝ち、ヒーロー気分、
大人を困らせて満足したい、捕まるのは運が悪い、子供だから重罰にはならない、
捕まっても親が何とかしてくれる万引きをした子供の(モンスターペアレントと呼ばれる)親:金払えばいいんだろ、子供だから許すのが当たり前、
万引きしたくなるような店の陳列や店員の態度こそ問題だ、
子供の教育上あからさまにとがめるな、経歴に傷がついたら(前科)どうする、
グレたら店の責任だ、家庭の教育方針に口出すな今の小中学生の親は、団塊の世代の次の世代。
高度成長期に生まれ、苦労を知る親から不自由なく育てられた、
ある意味で甘えの世代。
叱られることもなく、厳しい上下関係、師弟関係、集団社会のルールも知らず、
普遍的な価値観とか善悪もよく知らぬまま、大人になってしまった。
よく言えば「少年のような心を持った大人」。
そんな少年のような大人が、いざ自分が子供を育てる立場になってみても、
自分の経験からしか教え育てることができない。
結果、自己中心的で屈折した価値観を振り回し、
大人が悪い、周りが悪い、社会が悪い、と吠えまくる親が出てきてしまう。
その子供も然り。将来の日本を背負う貴重な宝のはずなのに、
運悪く馬鹿親の下に生まれてしまった彼らこそ、一番の被害者だろう。
社会が悪いと彼らは叫ぶが、ある意味ではその通り。
そういう人間を数多く育ててしまった責任が日本社会全体にある。
個性重視とか、ゆとり教育とはいっても、
集団社会の中で生きてゆくための最低限の道徳とか厳しさを
身につけるような仕組みを取り入れることが急務ではないか。
日本がこれ以上落ち目にならないためにも。
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子どもの責任は親にあるのに、お店のせいだと言える所が何か違いますね
親も好きでそうなったわけではなく、ずっと続いてきた負の連鎖の犠牲者でもありますね
気づけた人だけでも変わっていけたら、日本も少しずつ良くなっていくといいな
私は歌で頑張ります!
いつもコメントありがとうございます!
いまから広島戦勝ちますように!川崎フロンターレ!
最後はやはり、一人一人の自覚なのでしょうね。
思いやりと責任感がある人が一人でも増えていってくれたら、と思っています。
歌には強力な発信力、メッセージ力があります。浅羽さんの歌を通じて、何かを感じてくれる人が増え、やがて社会を動かす強力な推進力になるといいですね。
これからも応援しますよ。